教えてっ!タイレストランでよく見かける「カオ」

「カオ」って何?

タイ料理のメニューを見ていると、やたらと「カオ(ข้าว)」という単語を目にすることがありますよね。でも、「カオ」って結局何なのか、気になったことはありませんか?

結論から言うと、「カオ」はタイ語で「米」を意味します。つまり、「カオ○○」と書かれている料理は、基本的にご飯を使った料理ということ。日本でいう「○○丼」や「○○ライス」に近いイメージです。

ただし、「カオ」が付く料理といってもその種類は豊富で、炒めご飯、蒸しご飯、スープご飯など、スタイルもさまざま。そこで、タイレストランのメニューでよく見かける「カオ○○」の代表的な料理をいくつかピックアップしてみました。

「カオ」が付く代表的なメニュー

◎ カオパット(ข้าวผัด)

タイ風チャーハンのこと。シンプルに炒めたご飯に卵やエビ、鶏肉などを加え、ナンプラーやオイスターソースで味付けされたもの。レモンやキュウリが添えられることが多く、さっぱりと食べられるのが特徴です。

◎ カオマンガイ(ข้าวมันไก่)

タイ版のチキンライス。ジューシーな茹で鶏をご飯にのせ、特製のタレをかけていただく一品。ご飯は鶏のダシで炊かれており、シンプルながらも奥深い味わい。

◎ カオトム(ข้าวต้ม)

タイのお粥。日本のお粥よりもさらっとしたスープ状になっており、豚肉や魚、海老などが入ることが多い。朝食や夜食としても人気があり、優しい味わいが特徴です。

◎ カオソーイ(ข้าวซอย)

厳密には「カオ」=ご飯ではなく、ここではタイ北部のカレーラーメンを指します。ココナッツミルク入りのスープに揚げた麺と茹でた麺の2種類が入り、異なる食感を楽しめるのが魅力。

◎ カオニャオ(ข้าวเหนียว)

「カオニャオ」とはもち米のこと。通常のご飯よりも粘り気が強く、手でちぎって食べるのが一般的。特に、甘いデザート「カオニャオ・マムアン(マンゴーもち米)」としてもよく知られています。

「カオ」の魅力とは?

◎ ご飯文化が根付くタイならではの楽しみ

日本と同じく、タイも米文化が深く根付いている国。だからこそ、「カオ」を使った料理は種類も豊富で、それぞれの食べ方や味付けに特徴があります。

◎ 主食の幅広さ

一口に「カオ」と言っても、炒める・蒸す・炊く・スープにするなど、調理法によってまったく異なる味わいになるのが面白いところ。同じ米を使っているのに、料理ごとに全く違った楽しみ方ができるのが魅力です。

◎ 現地の食べ方を知るとさらに楽しくなる

例えば「カオニャオ」は手でちぎって食べるのがタイ流、「カオトム」は優しい味なので朝食向きなど、食べ方やシチュエーションを知ると、より一層タイ料理の奥深さが楽しめます。

こんな人におすすめ!

「カオ」が付く料理は、こんな人におすすめです。

タイ料理をもっと深く知りたい人(「ガパオライス」だけじゃない!)

ご飯好きな人(日本人の主食・米との違いを楽しめる)

ヘルシーな食事が好きな人(カオマンガイやカオトムは胃に優しい)

タイ料理=辛いイメージがあるかもしれませんが、「カオ」が付くメニューの中には辛くないものも多いので、辛さが苦手な人でも楽しめる料理がたくさんあります。

まとめ

「カオ」はタイ語で「ご飯」を意味し、「カオ○○」の形でさまざまな料理に登場します。タイの食文化をより深く知るためにも、次回タイレストランへ行ったときは、ぜひ「カオ○○」に注目してみてください。メニューの意味が分かると、タイ料理がもっと楽しくなるはずです!

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よしお年齢:35歳 職業:FOOD系WEBライター 好きなカレー:シャバシャバ系カレー
食と旅を愛するWEBライター。カレーに関しては、各国のスパイス文化を深掘りするのが好き。特にシャバシャバ系のカレーに目がなく、食べ歩きと自作を繰り返す日々。スパイスの組み合わせや食のトレンドを交えて、美味しい情報をお届けします!