
バターチキンカレー(Murgh Makhani)は、インド料理の中でも特に人気のある一品です。
その特徴的な色合いから、「黄色いバターチキン」と「赤いバターチキン」と呼ばれることがありますが、実はこれらは地域や調理法によって異なるバリエーションを持っています。
今回は、色や地域によるバターチキンの違いについて見ていきましょう。
南インド風のバターチキン
南インドでは、バターチキンにココナッツミルクやタマリンド、カレーリーフといった地域特有の食材を加えることで、よりスパイシーで酸味のある味わいに仕上げるのが一般的です。
これにより、黄色みがかった色合いと、ココナッツの風味が特徴的なバターチキンが生まれます。
南インド風のバターチキンは、米やロティと一緒に楽しむことが多いです。
北インド・パンジャブ風のバターチキン
一方、北インド、特にパンジャブ地方のバターチキンは、バターや生クリームをふんだんに使った、リッチでクリーミーなトマトベースのソースが特徴です。
ガラムマサラやフェヌグリークなどのスパイスが効いた、濃厚な味わいを楽しむことができます。
このスタイルのバターチキンは、ナンやバスマティライスと一緒に食べることが一般的です。
世界各地のバリエーション
バターチキンは世界的な人気から、さまざまなアレンジが生まれています。
例えば、アメリカでは、クリーミーなバターチキンと香り高いバスマティライスを層にして調理した「バターチキンビリヤニ」が人気です。
また、オーストラリアでは、バターチキンにココナッツミルクやカレーリーフを加え、南インド料理の要素を取り入れたバリエーションも提供されており、スパイシーで酸味のある味わいが楽しめます。
まとめ
バターチキンカレーは、その色や地域、調理法によって驚くほど多彩な顔を見せます。
次にインド料理店を訪れた際は、ぜひその土地のスタイルや色合いに注目してみてください。きっと新たな発見があるはずです。












