カレーだけじゃない!インド料理をもっと楽しむためのお米選び
インド料理といえば、スパイスが効いたカレーやビリヤニを思い浮かべる人が多いだろう。でも、料理を支える名脇役として「お米」の存在を見逃してはいけない。実は、インド料理には日本のお米とは違った種類のお米が使われていることが多い。
「インド料理に合うお米ってどんなもの?」と思ったことがあるなら、この記事を読んでみてほしい。
インドで食べられるお米の種類
インドでは、日本で主流のジャポニカ米(コシヒカリやあきたこまち)よりも、パラっとした食感のインディカ米がよく食べられている。なかでも代表的なのが次の2つ。
・バスマティライス(Basmati Rice)
細長く、炊くとパラパラに仕上がる
ナッツのような香ばしい香りが特徴
ビリヤニやカレーと相性抜群
・ソナマスリライス(Sona Masoori Rice)
インド南部でよく食べられる、少し短めのお米
ふわっと軽い食感で、サンバル(南インドのカレー)と好相性
では、それぞれどんな料理に合うのか見ていこう。
インド料理×お米の最適な組み合わせ
① スパイスカレーにはバスマティライス
バスマティライスは、パラパラした軽い食感が特徴。サラッとしたスパイスカレーと一緒に食べると、カレーの風味がしっかり感じられ、スパイスの奥深さをより楽しめる。
インド北部のカレー(チキンカレーやダールカレーなど)には、このバスマティライスがよく合う。
② ビリヤニにはバスマティライスが鉄板
ビリヤニはインドの炊き込みご飯で、スパイスと一緒にお米を炊き上げる料理。バスマティライスのパラッとした食感と豊かな香りが、スパイスとの相性を最大限に引き出す。
本場のビリヤニを再現するなら、バスマティライス一択だ。
③ 南インド料理にはソナマスリライス
南インド料理は、サラサラとしたカレーやスープ系の料理が多い。そんな料理と相性がいいのがソナマスリライス。
例えば、南インドのサンバル(豆と野菜のカレー)やラッサム(スパイススープ)と一緒に食べると、お米がルーをほどよく吸って、バランスの良い味わいになる。
【結論】インド料理にはインディカ米を選ぼう
北インドのスパイスカレーやビリヤニには、香ばしいバスマティライス
南インドのサラサラカレーには、軽やかなソナマスリライス
普段、日本のお米でカレーを食べているなら、一度インディカ米に挑戦してみてほしい。お米を変えるだけで、いつものカレーやインド料理がグッと本場の味に近づくはずだ。
次のインド料理の食事、ぜひお米にもこだわってみてほしい!
